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歯周病があるとインフルエンザが重症化する?

こんにちは。もみじです♪

 

今年はインフルエンザの流行が早く、すでに猛威をふるっています。

去年の同じ時期の5倍という地域も!

    

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現在、流行っているのは94%がインフルエンザA型 。

(直近5週間:国立感染症研究所から)

一般的には12月から1月はA型、その後B型が流行すると言われています。

インフルエンザと歯周病

インフルエンザが歯周病と関係があるということで驚きました。

歯周病菌歯垢細菌インフルエンザが重症化す場合もあるとのこと。

 

インフルエンザウィルスが細胞に侵入し増殖し、放出され、インフルエンザウィルスが体の中に広まっていくわけですが、治療薬のゾフルーザが、入ってきた細胞の増殖を抑え、タミフル等で他の細胞に拡散するのを抑えることで、ウィルスの広がりを抑えることができるそうです。

 

ですが、歯周病菌や歯垢細菌が、その症状に影響を及ぼすというのです。

 

歯周病とインフルエンザウイルスの関係

歯周病とは、歯と歯茎の間の細菌が原因で口臭や歯茎の腫れを起こすもので、歯周病の目安は歯周ポケットが4ミリ以上。

日本人の成人の80%が罹患されていると言われています。

(日本臨床歯周病学会)

 

口からインフルエンザウィルスが感染していく場合は、口の中にインフルエンザウィルスが付着し、口の中に歯周病菌があると、歯周病菌から出る酵素(プロテアーゼ)がインフルエンザウイルスの1部を切断し、その切断部分が細胞に取り込まれやすくなり、多くのウィルスが細胞内に入ってしまうとのことです。

 

要は、歯周病になるとインフルエンザウィルスが細胞内に入りやすくなるということです。

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歯垢について

歯垢1mgには約10億個の細菌があると言われています。

細胞の中でインフルエンザウィルスが増殖し、口の中に歯垢があると、歯垢細菌が作る酵素(ノイラミニダーゼ)がインフルエンザウイルスを細胞から出すのを助けてしまいます。

 

結果、歯垢細菌が多いほど、より多くのウィルスが細胞外に出やすくなります。

歯垢細菌がインフルエンザウィルスの放出を助け、身体の中に拡散れていくということです。

 

さらに、歯垢細菌が作る酵素(ノイラミニダーゼ)は、タミフル等(ウィルス放出を抑制する薬)の効き目を低下させる可能性もあると言われています。

結果、歯垢細菌が多いほどインフルエンザが重症化してしまうということになるわけです。

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 口内ケアができていないとインフルエンザにかかりやすくなるばかりでなく、治療薬の効果を低下させる可能性もあると、日本大学歯学部の落合邦康特任教授は言っています。

 

女性は「人生で3度」歯周病リスク

女性ホルモンの分泌量が変化し、口腔内の歯垢細菌に影響するため、人生で3度、歯周病のリスクがあると言われています。

〜若林歯科医院 若林健史院長〜

 ①思春期

月経のたびに歯茎が腫れやすくなる。

思春期とは8歳から1718歳

 

②妊娠・出産期

年齢関係なし。

女性ホルモンが口内細菌の発育を促進するため。

 

③更年期

人によって時期は違いますが(一般的には45歳から55歳と言われています)、ホルモンバランスが崩れ、歯周組織が変化するため、歯周病症状が悪化します。

〔この世代は口腔内乾燥症になりやすい〕

 

歯周病チェック項目

簡単なチェック項目をあげてみました。

【チェック項目】

①朝、口の中がネバネバする。

②歯を磨くと出血する。

③歯茎が赤く腫れている。

④硬いものを噛めない。

⑤口臭がキツイ。

⑥歯茎がかゆい。

⑦歯にものが詰まりやすい。

⑧歯が長くなった。

3つ以上当てはまると注意!

 

口内ケアには唾液の力が有効であると言われていますので、唾液が出やすくなるマッサージをまとめてみました。

 

唾液が出やすいマッサージ

         

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①耳下腺

耳の下から頬骨にかけて10

前から後ろへ、4本指で押しながらマッサージ。

②顎下腺

顎とエラの中間

5カ所を親指で各5回ずつ押す

③舌下腺

アゴの下

親指で5回押す

〔日本歯科予防センターHPから)

 

唾液の中には精神を安定させるホルモンも入っていて、細菌やウィルスに効く成分もあるので、唾液をたくさん出したほうがよく、特に更年期の女性にみられる口腔乾燥症の場合は、唾液が出なくなり口の中が乾いてしまうので、このマッサージは有効だということです。

 

 【口腔内ケアによる実例】

65歳以上の高齢者に対し、通常の歯磨き+週一回専門家による口内清掃をしてみたところ、インフルエンザの発症率が10分の1になったというデータや、小学校では、給食後に歯磨き指導をしている学校はインフル罹患児童が減ったり、インフルによる学級閉鎖が減少しているというデータもあるようです。

 

 

【人は口から老いていく】

毎日の口腔ケアで口腔内の細菌数を減らすことがインフル予防につながるということです。

口からものを食べられなくなると筋肉量が減り、全身が衰え運動しなくなり、食欲がなくなり免疫が落ちていくということにつながってしまいます。

 

健康長寿の秘訣の中でも、口からものを食べていると言うことが健康である証と言われています。〜日本大学の落合教授〜

 

まとめ

口腔内ケアの具体的な方法として、朝の起床後に歯磨きまたはうがい。

朝食後、寝る前には必ず歯磨き

昼食後も、できれば歯磨きまたはうがい。それも難しい場合はチューインガムを噛むだけでもいいと言われています。

 

歯磨き、舌磨きなど、口内ケアを心がけることで、インフルエンザの予防につながり、または万が一、かかってしまった場合でも重症化しない体作りにつながるといえそうですね。

 

最後までお読みいただき、ありがとうございます(^.^)♪

 

 

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