こんにちは。もみじです♪
今、話題のアンガーマネジメント。
感情をコントロールするトレーニングのことですが、受講生の傾向として、アメリカは男性が圧倒的に多く、日本では女性が多いそうですが、その他、どのような傾向にあるかなどまとめてみました。
アンガーマネジメントとは
1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。
怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。
当初は犯罪者のための矯正プログラムなどとして活用されていましたが、時代の変遷とともに一般化されていきました。
~アンガーマネジメント協会より引用~
活用されている分野
活用されている分野としては、
・企業研修
(管理職研修、コミュニケーション研修、パワハラ研修、メンタルヘルス研修)
「職場のパワーハラスメント防止対策」
・医療福祉
・青少年教育
・人間関係のカウンセリング
(一般的な人間関係のカウンセリング、夫婦(カップル)セラピーなど)
・アスリートのメンタルトレーニングなど
(テニスのロジャー・フェデラー選手・大坂なおみ選手・プロゴルファー、アメリカンフットボールのチーム等)
〜アメリカでは〜
▶子供に
小学校はもとより、サマーキャンプなどでもアンガーマネジメントを教えています。
▶司法分野にも導入
DV、傷害、危険運転といった軽犯罪を犯した場合、裁判所からアンガーマネジメントを受講するよう裁判所命令が出ることがあります。
【アンガーマネジメントの受講者数】
アンガーマネージメントの受講者数は年々増えてきています。
2012年 8,000人
2013年 15,000人
2014年 50,000人
2015年 10,5000人
2016年 180,000人
2017年 220,000人
~アンガーマネジメント協会より引用~
認知度が高まってきたことと同時に、様々な場面で気持ちをコントロールしたいと思う人が増えてきているということでしょうか…。
【受講者の傾向】
男女比や年代別では下記のような傾向が見られます。
▶男女比・年代別
・男性が約3割、女性が約7割
・40代50代の方が7割
▶職業で一番多いのが会社員
・社内トレーニングに取り入れたい
・キャリアアップをしたい
・副業・兼業として自分自身のために学びたい
▶研修講師
・研修メニューを増やしたい
・新しいスキルを身につけたい
▶看護師・介護士
・感情労働のため
▶カウンセラー・心理分析に関わる方
・カウンセリングメニューに取り入れたい
▶子育て中の親・教師
・子どもや学生に伝えたい
▶その他
経営者、個人事業主、士業、医師、公務員、スポーツ選手、体育指導者、保育士、など、
アンガーマネジメントができると
アンガーマネジメントができるようになると、働きやすくなったり、生きやすくなったりするそうです。
アンガーマネージメントの受講者の声に、
「イライラすることが多かったが、何にイライラするのかということを紐解いていくことができ、同じことでイライラしなくなった」などの感想があり、効果の程を語っていました。
「日本アンガーマネージメント協会」代表理事・安藤俊介氏によると、
『アンガーマネジメントというのは、決して怒らなくなるというのではなくて、怒る必要があることが上手に怒れるようになり、怒る必要がないことは怒らなくても済むように、その線引きができるようになるということ。
やみくもに、怒らないでおこうとか、優しくなろうとかいうことではない』ということです。
「上手に怒る」を体得できると、その後の人生が変わりそうです(^.^)
怒る目的とは何なのか
相手をへこませるため、発散させるためではなく、
どうしてほしいか、自分の要求を相手に伝えること=リクエストであると言われています。
では、アンガーマネージメントがすすめる正しい怒り方とは、どういうことなのか…。
正しい怒り方
6秒程度で人は理性的になれるので、冷静になって要求を上手に伝えることが重要。
6秒間で怒りの理由を考えると、感情的ではない正しい怒りだからできる。
と、いうことです。
なるほど〜(*^^*)
依存心から怒りが生まれる?
かつて、私がカウンセリングやコーチングのお仕事で、出逢った方のなかには、怒りの感情が生まれたとき、相手に対する依存心から、「怒りをストレートにぶつけてしまう」ということが見受けられました。
相手に感情をぶつけて発散してしまう状態です。
そして、
相手を変えようとしてイライラするということも、怒りをコントロールできない人の共通点。
相手が自分に合わせてくれることを期待し、自分はそのままの自分であり続けようとするわけです。
期待≒依存ですから、依存した側はストレスを感じます。
その自己分析が6秒間の「冷静を取り戻す時間」でできれば、感情的ではない表現の仕方で、相手に自分の要求を伝えることができるということでしょう。
まとめ
怒る目的は
自分の要求を相手につたえること
正しい怒り方は
6秒程度で人は理性的になれるので、冷静になって要求を上手に伝えることが重要
ということでした。
環境が変わった方が多い春。
様々なストレスと上手に付き合うために「6秒」♪
心で数えましょう~\(^o^)/
最後までお読みいただき、ありがとうございます(^.^)♪