こんにちは。もみじです♪
家事のスキルが労働力になっていくというのは素晴らしいことです。
私個人的には「労働力」+「女性の社会進出の場」としての目線です。
- 働きたい女性がたくさんいます
- 専業主婦のスキルが活きる活躍の場があるのではないか?
- 専業主婦の自分と働いている自分はどこが違うか?
- その道のプロだから安心
- 家事代行サービス「タスカジ」女性社長に共感
- まとめ
働きたい女性がたくさんいます
平均有効求人倍率が、9年連続上昇し、過去2番目の高さ。
総務省の調査では、
働いていない女性(労働力人口(2803万人)のうち、2,62万人が就業を希望しているとのことです。
出展:総務省「平成29年労働力調査年報」
しかし、働き口がないという事から、あまり働けていないという状況にあるようです。
専業主婦のスキルが活きる活躍の場があるのではないか?
働いていない女性の中に働きたい女性がたくさん。
専業主婦のスキルが活きる活躍の場があるのではないか?
専業主婦のスキルが労働力不足解消につながるのでは?
料理、掃除などなど...、
ということから、
主婦が高時給で活躍できる場所として「家事代行サービス」が話題になっています。
以下は専業主婦のスキルをダイレクトに仕事にしているという、
東京中野区在住のakiさんについて、働く現場のレポートを書き下ろしました。
・「㈱タスカジ」akiさん・
スキル:料理作り
職業 :家政婦
akiさんは、日々の日常がスキルを上げる訓練の場となっているとのこと。
akiさんが「家事代行」をやろうと思ったきっかけは、
妹夫婦の家で料理の作り置きをお願いされ、「仕事になるのでは?」と言われ、家事代行サービス『タスカジ』に登録。
【家事代行サービス㈱タスカジ】では、掃除、洗濯、整理収納、料理の作り置き、チャイルドケア(保護者同席)など、8つの家事を代行し1500円以上の時給が支払われます。
スキルが上がれば時給が上がり、
1500円→ 1800円→ 2100円
3段階。下がる事はないそうです。
〔払う方は+20%上乗せ〕詳細はHPなどご覧ください。
・依頼する人の理由・
共働きでフルタイムで働き、保育園に子どもを預け離れていると、帰宅すると子供がかまって欲しいとせがむため、夕飯作りををお任せしてその分子供と触れ合っていようと思った。
依頼の時間は3時間。
この日、ハンバーグ、ローストビーフ、グラタン、サラダなどなど
20品の料理を作り置き!
スゴイ!
これは神業です!
このスキルがあって、家の中だけにしまっておくのは本当にもったいない!
専業主婦の自分と働いている自分はどこが違うか?
同じ掃除、洗濯、料理。
いったいどう違うのでしょう?
akiさんは、
「外の世界と繋がれるのが嬉しい。
家族とか地域以外にお客様とつながっていただけることが、自分自身の人生が豊かになったと感じる」と言っています。
女性にとって、自分の価値を見いだせる場所が社会にあるということが生き甲斐になり、幸福感が満たされるのではないでしょうか。
◎収入面では、
・お小遣い程度。
・不要の範囲内で働きたいと思っている。
◎気持ちの面では、
・自分の家の事は自分でやりたいため、そこの手を抜かずにやれる範囲でちょうどそのぐらいが良いと思っている
・膠原病という病気を持っていて通院等もあるので、その兼ね合いもあってフルタイムで働くのはちょっと厳しかった。
・この仕事は本当に細くても長く続けたいと思っている。
その道のプロだから安心
栄養士、調理師、整理収納アドバイザー、ライフオーガナイザーなどがいて、
掃除、洗濯のサービスでは、清掃が得意な主婦が担当し、洗剤は依頼者宅の洗剤を使用。
他の洗剤では傷つける可能性があるためだそうです。
主婦のスキル→お金になる!
資格取得しても、結婚後に活かせずチカラと発揮できない女性がたくさんいますので、女性の社会進出には、とても良いスタイルだと思いました。
家事代行サービス「タスカジ」女性社長に共感
主婦が起業した「タスカジ」。
その想いに感動です。
東京港区
家事代行サービス「タスカジ」
和田幸子社長
・2013年
主婦からの社会復帰を目指し起業
・2014年
「家事代行サービス」を開始
・依頼者のレビュー載せることで時給と連動させ、主婦の労働意欲を活性化させている。
・現在登録ハウスキーパーは1800人(毎年増加傾向)。
和田社長の言葉
「タスカジは、働く女性の両輪の問題を解決していると思っています。
まずひとつは、会社でキャリアを積んでいきたいと思っているのに、家事のためにキャリアを積んでいけない解決策を担っています。
もう一方で、一度主婦になって仕事を辞めてしまった方が、10年ぐらい主婦をやった後、仕事に戻ろうと思っても、なかなか見つからなないという話をよく聞きます。
10年間も主婦業をやってきて家族のために尽くしたことが何のキャリアにもなっていない。
会社員で10年間仕事をすると、ものすごいスキルがついてくる。
主婦の方も10年間ずっと主婦業をやっていたら、絶対すごいスキルがついている。
それがなかなか「見える化」されていないからご自身でも気づいていない。」
このメッセージ、とても共感しました。
長年積み上げてきた無報酬のスキルをカタチにでき、認めてもらえる場所ができるのは本当に嬉しいことです。
主婦業に疲れると、家族につい不満をぶつけてしまいがちですが、このような会社を立ち上げ、世の中の女性を率いてくれているのは、ありがたいです。
「本当に感謝される」という喜び
自分の家で家事をこなしているときと、仕事として家事をすることの違いについて、スタッフは…
・人に感謝される。
・家で家事をやっても当たり前と思われてしまう。
・やってることに対して「ありがとう」という言葉はあるけれども、タスカジの仕事は本当に感謝される。
と、タスカジの四天王と言われるキャリアの方が言っていました。
ここで「本当に感謝される」という言葉に、日頃、家族のために家事をこなしている主婦の「切ない気持ち」が伺い知れました。
家族が感謝していないわけではないのでしょうが、実際にそう感じている主婦が多いのは確かだと思います。
「名も無き家事」などというワードが聞かれる昨今、見えないところで主婦が奮闘していて、その評価は、あまりもらえていない…ということなのでしょう。
まとめ
家事のスキルに想いが乗るということは、家事代行というのはAIでは代わりがきかない仕事です。
きっとこれからもずっとなくならないのではないでしょうか。
お金は働けばいただけるものですが、働いて感謝がついてくるというのは嬉しいと女性たちは心から思っています。
今後、日本は労働力不足が懸念されますが、女性がもっと労働市場に出ていくことで、日本は今よりもっと元気になるように思います。
様々な状況下で生きる女性たちが活躍できる場所が、もっと増えることを心から願います。
最後までお読みいたいただき、ありがとうございます(^.^)♪