こんにちは。もみじです♪
台風15号で被災した母が、一時避難で我が家で暮らしています。
ずっと出来なかった「着物の断捨離」が実現!!
被災して明日で2週間。
家を失った母が前に進むため、気持ちを盛り上げる工夫をしています(^.^)
今日は、着物の断捨離に付き合ってもらいました。
着物を処分できなかった理由
・母が作ってくれたもの、
・母が心を込めてて染め色を選んで仕立ててもらったもの、
・母が地元での私の結婚のお披露目用に用意してくれたもの、
・母が私が嫁ぐときに用意してくれた実家の紋付きの喪服……
父が長年、海外に単身赴任だったので、母が一人で兄と私を育ててくれていたこともあり、その母の想いを考えてしまうと、どうしてもゴミとして捨てることは出来ずにいました^^;
着物に込められた想い
二十歳くらいのころに、手縫いで作ってくれたウールの着物。
お正月にお家族写真を撮ったなぁ〜
母イチオシの一品。
「染め色」も母がじっくり考えて、仕立ててもらった正絹の道行コート。
あまりにも色が私好みで感激。
ですが、実は色柄は母の好みで、私には相談せずに作ったらしいのです。
親子で好みが同じだったということを初めて知りました♪
繭(まゆ)を紡いで織ったそうな…。
さらに感動(/_;)
母が30代のときに自分(母)のために作った着物用のコート。
母のものを譲り受けていたこと、初めて聞きました笑。
そのくらい、和ダンスは開けていなかった^^;
50年以上経ってるって…感慨深い。
くるみボタンがかわいい♪
実家の家紋を入れて、嫁入りの時に要ししてくれた喪服。
なんと一度も着ることなく、始末することに(/_;)
襦袢(じゅばん)は牛乳の繊維で作ったものというから、昔話のようです(^^ゞ
千葉出身の私ですが、結婚式を関西でしたため、実家のほうで再度、お披露目会をするのに用意してくれた友禅の着物。
長男のお宮参りで着たので、出番は2回!
夫の着物もありましたが、それこそ結婚後に一度も着ることはなく、義母から「処分OK」の承諾を受けており、夫本人が未練もないため、広げることもしませんでした^^;
着物の買取を依頼しなかった理由
以前、バイセルとザ・ゴールドに、出張買い取り(見積もり)をしてもらおうと、電話をしたことがあります。
バイセルは、女性の担当者を依頼したところ、予約がだいぶ先になり、その日を待つうちに気が変わってしまいキャンセル。
その後、携帯電話に何度か、「何か売りたいものはないか?」の電話がかかってくるようになり、ちょっと敬遠。
ザ・ゴールドは、「ウールの着物と喪服は買い取らない」ということ、女性スタッフがいるとHPに記載されていたので、女性でお願いしたい旨を伝えたら、「ちょっと…、折返しでもよろしですか?」となんだか煮えきらず、女性スタッフはいなそうな感じで、私の心に躊躇の思いがではじめ、、
「着物意外に何かあれば…」の説明が長かったので、気がすすまなくなり、やめました。
作家が著名な方の着物など、ちゃんとした着物がある方は、買取価格が高くつくのかもしれませんが、私のものは、そういうものではなかったので、そもそも、買取業者にお願いするものではなかったです。
ご参考まで上記の2社です↓
どんなお着物も満足価格での買取を目指します。 | バイセル - バイセルLP
着物買取は無料査定のザ・ゴールド(THE GOLD)にお任せください!
結局、友人に譲る
エキストラなどで、着物が要りようの知り合いがいたので、譲ることにしました。
捨てるのは辛い、かと言って、買取屋業者に依頼して100円とか、悲しい値で、身も知らない他人さんの手に渡すのは忍びない着物。
引き受けてくれる知り合いがいたことに感謝です。
まとめ
私達、昭和30年代生まれの人達は、冠婚葬祭で着物を着るか、着ないかの境目の世代のように思います。
親が戦争を経験している世代…ということでしょうか。
次の世代は、着物ではなく洋装が主流になり、お嫁に行く際に着物を持っていくということはほとんどないと思われます。
大切な着物をリメイクしたり、再利用できる方は少ないと思いますし、
何か良い方法があれば…と、考えながらも、ずっと一緒に引っ越しをしてきた着物たちと、私は母と暮らすこの機をチャンスに別れを告げました。
被災したことで過ごす母との時間。
神様がくれたご褒美と思って大切に時を刻みます。
最後までお読みいただき、ありがとうございます(^.^)